休日や仕事が終わって帰宅してからの自由な時間……ついついダラダラと過ごしてしまうことはないでしょうか。
やるべきことがあるはずなのになかなか行動に移せない……。
やらなければいけないことが多くて何から手をつけたらいいのだろう……。
そんなときは、行動するためのツールを活用する手があります。
と、いうことで今回はタスクリストの勧めです。
タスクリストの構造はいたってシンプルです。
何か白い紙を用意して、そこにやるべきことを書いて、こなしたら線を引くなりマークをつけたりする。
以上です。
私の場合は冒頭の写真のようになります。
終わったタスクには好きにマークを描いていますね。
タスクにすることはどんなことでも構いません。
手を洗うとか、歯磨きするとかでも何でもよいです。
やらないといけないけどなんだか気が進まないことだけではなく、やりたいことを入れてもいいです。
タスクリストそのものは負担にならないようにシンプルに、難しく考えずに作ります。
作ることに時間をかけてももったいないので、まずは自分にとって最低限やる必要があることを書きだしましょう。
色々盛り込み過ぎてもこなしきれないので、タスクの数もあまり多くなくてかまいません。
※細かくタスクをわける方法もあります。大きくて難しそうな課題に直面したときは、やるべきことを細かくわけて小さな課題に分解すると取り組みやすくなりますよね。
いまどき、スマホのアプリで検索すればわざわざ紙に手書きしなくてもタスクリストは作ることができます。
紙に書くのが面倒な場合はアプリで取り組んでみてもよいでしょう。
ただ、個人的には紙に書くほうがおすすめです。
なぜなら、
・手書きの方がサッと書ける
・実際に書くことで達成感を得られやすい
からです。
スマホで行う場合は、画面を開くまでにタッチしてアプリ開いて……と少なからず工程が必要であったり、文字を打つにも時間がかかったりします。
手書きというと、カリカリ紙に書いて時間がかかりそうですが、長い言葉を書くわけではなく、しかも自分用なので丁寧に書かなくてもいいです。実際に書き込んでみると、思いのほかスピーディに作ることができるな、という印象です。
A4くらいのサイズの紙に書いてテーブルの上にでも置いておけば目にもつきやすいので、タスクをこなしたら直で紙に突入できます。
なのでメモ帳のような小さい紙よりもある程度存在感のあるサイズに書き込むほうがいいと思います。
書き込む場合は、一面に思いっきり書いてもよいし、一面を4分割くらいにして、4日分くらい書けるようにしてもいいです。そうすると紙を節約できます。いずれにしてもレイアウトも自由で構いません。
また、実際に手を動かすことで、「こなした感」が出てきます。
感覚的にではありますが、アプリで行うよりも手書きで行うほうが、なんとなく達成感を得ることができました。
ひとつひとつタスクをこなして線を引いたりマークをつけていくのは、プチプチと課題をつぶしていく感覚に近いかもしれません。
タスクリストは非常にシンプルな方法ですが、シンプルながらも自分の頭を整理してくれるのではないでしょうか。
頭の中で、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と考えていてもスッキリとはしません。
それをアプリや手書きという形で、とにかく外に出すこと。
やることを視覚化すること。
なんだかやる気がでないとき、頭の中だけで「やらなきゃ」と思うよりは、何かに向けて表明すること(この場合はアプリや紙に向かって)で、それに向けて身体が動くようにすること。
そうしたことにタスクリストの意義があるのだろうと思います。
目まぐるしく流れていく日常生活の中で、こなさなければいけないことは色々あります。
色々ありすぎて、何からすればいいのかわからなくなってきたり、なんだかやる気がでないとき、一度タスクを整理してみましょう。
ささいなことでもひとつひとつをこなせば、自分の思考だけでなく、生活自体も整ってくると思います。