【仕事】資格取得って意味あるの?【スキルアップ】

この記事では資格取得について取り上げます。

世の中にはたくさんの資格がありますよね。

資格取得のために勉強している人もいるでしょう。

でも、実際のところ資格取得や資格の勉強って役に立つのでしょうか。

そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。

そこで、資格を取得する意味や効果、メリット・デメリットについてまとめてみました。

この記事を読むことで、資格の取得や勉強が役に立つのかどうかわかるようになります。

資格取得は役に立つ?立たない?

結論からいいます。

資格取得は役に立つこともあれば役に立たないこともあります。

言いかえれば、意味のある資格取得と意味のない資格取得に分かれています。

どっちつかずの答えのように聞こえるかもしれませんが、どちらの性質も持っているのが大事なポイントです。

どのような理由で、どのような目的があって、そしてどのような姿勢で、資格取得したり勉強したりするのかによって、資格取得は価値はだいぶ異なってきます。

なぜその資格を取得するのか、を考えてみましょう。

役に立つ資格取得とは

意味のある資格取得だといえるのは、以下の理由になると思います。

・特定の職業、仕事に就きたいから

・専門性を高めたいから

この2つが最も強力な資格取得の動機であり、この動機から取得した資格は役に立ってくるでしょう。

特定の職業、仕事に就くためには資格が必要な場合があります。

その資格がないと仕事ができないので、必ず取得しなければいけないのです。

必要なので真剣に学ぶし、色々な専門用語も覚えるでしょう。

必要に駆られる最も身近な資格でいえば、運転免許が挙げられるのではないかと思います。

次に、専門性を高めるために資格を取得する、という動機です。

特定の仕事をする上では必ず必要ではないものの、質の高いサービスを提供するために必要な専門知識や技術を身につけなければいけない場合があります。

この場合も自分のスキルアップや業務の助けとなるため、資格の勉強が有効に働くでしょう。

つまるところ、役に立つ資格取得とは、今の仕事に結びついているかどうか、です。

今の仕事に結びついているからこそ、学ぶ知識も自分の意識や姿勢もタイムリーなものとなるのです。

仕事に関わることとは、必要に迫られることであり、それはいってしまえば不自由なことです。

しかし、それゆえに知識を覚えよう、技術を習得しようという気持ちに真剣になるのではないかと思います。

役に立たない資格取得とは

それでは、役に立たない資格取得とはどんなものでしょうか。以下のようなものが挙げられると思います。

・自分の仕事に関係ない分野の資格

・自己実現のための資格取得

自分の仕事に関係のない分野の資格取得したとしても、あまり役には立たないでしょう。

とはいえ、新しい分野の知識やスキルを身につけようと思って習得すれば、少しは役に立つように感じます。

ただし私の実体験からすると、意味がありませんでした。※あとで私の体験を紹介します。

仕事に関係ないことなので、資格取得のために勉強したことをすぐに忘れてしまうんですね。

自己実現のための資格取得もあまり意味がないでしょう。

ここでいう自己実現とは、例えば、何かを頑張ろうと思ってとりあえず資格をとってみる、みたいなイメージです。

資格を取得することで何かを頑張った証のように思っても、それが本当に自分の身になっているでしょうか。

「自分はこんな資格を持っていてすごい」みたいな、資格で自分を形作ろうする場合も注意が必要です。

資格を持っていること自体は、自分の専門性を担保したり、自分を知らない人に能力をアピールしたりする上で必要だと思います。

しかし、資格を持っている=自分のアイデンティティとして固定しないようにしましょう。

自分の可能性が狭まってしまいます。

資格取得のメリット

役に立つ資格取得、役に立たない資格取得についてわかったところで、次は資格取得によるメリットについてまとめてみました。

・できる仕事が増える

・給料が上がる

・自分の専門性を担保する

・その分野の知識やスキルを体系的に学べる

特定の資格がないと就けない仕事(医師など)があるので、できる仕事が増える、つまり仕事の選択肢が増えるのはメリットとしてまず挙げられるでしょう。

次に、資格を取得することで、その分の資格手当がついて給料が上がる可能性があるのもメリットですね。

資格があることで、自分を知らない人に対して、その専門性をアピールする道具にもなります。

専門性があるということはそれだけ信頼を得られる可能性がある、ということです。

逆に、ただ取得しただけで名ばかりの資格にならないよう注意が必要でもあります。

資格を取得する上では当然勉強しますよね。

資格の勉強は、その分野に必要な知識がまとまっていますので、体系的に学ぶことができます。

その分野の勉強をしようと思って色々な本を掻い摘んでも、大づかみには理解しづらいものです。

その点、資格を取得しようと思ったら、否が応でもその分野の様々なことを勉強しないといけないので、自ずと最低限求められることを習得することができるのです。

資格取得のデメリット

次に資格取得のデメリットについてまとめてみました。以下のようなもの挙げられるでしょう。

・費用がかかる

・時間がかかる

・試験に落ちたときのダメージが大きい

・他のことができなくなる

・身につかないこともある

資格を取得するためには何かとお金がかかります。

資格取得の勉強をするために参考書や問題集を買ったり、学校に通ったり、受験料を払ったり……。

資金にある程度余裕がないと試験を受けづらいのがネックです。

取得の簡単な資格なら、学校に通うとか、スクリーングを受けるとか、みたいな手間やお金もそれほどかからないでしょう。

資格取得までに時間がかかる場合があることも大きな難点です。

私は介護福祉士を持っていますが、介護福祉士は取得するのに最短でも1年はかかる資格です。

長いスパンをかけて取得するため、その間は他のことに割くこともできなくなります。

例えば、別の勉強をしたいとか、新しいことに挑戦してみるとか、そういった時間も犠牲になります。

その時間でできたかもしれないことを犠牲にして、資格を取得しているのです。

そのぶん、試験に落ちたときのダメージは相当なものです。

一年に1回しか行わない試験もあるため、しっかりと準備して臨む必要があります。

そして、苦労して取得した資格でも、学んだことが身につかない場合があります。

自分の仕事に関係ない資格を取得しても、すぐに知識を忘れてしまうことはすでに述べたとおりですが、もうひとつ、身につかないパターンがあります。

それはテストに合格するための勉強しかできなかったパターンです。

過去問をたくさん解いて、試験に出そうな問題に対しての正答率を高めていけば、合格やしやすくなるでしょう。

しかし、その分野に必要な膨大な知識はすり抜けていってしまうと思います。

せっかく資格の勉強をするからには、しっかりと勉強してその資格の名に恥じない力をつけたいところですよね。

資格取得の体験談

資格取得をテーマとしたこの記事ももう終盤です。

最後に、どんな風にして役に立たない資格取得をしてしまったか、私の実体験を簡単に紹介しましょう。

私は福祉の仕事をしていますが、以前、職場を辞めて半年間ニートをしていたことがあったんですね。

次にどんな仕事をするか決まっておらず漠然としていたのですが、とりあえず資格でもとろうと思って日商簿記検定3級の勉強を始めました。

勉強して試験には合格することができました。

しかし、結局福祉の現場仕事に戻りました。

ニートから再び福祉の仕事に戻って働いているうちに、日商簿記3級で覚えた知識は見事に頭の中からすっとんでいきました。

「あれ?学んだスキルはいったいどちらの方へ……?」

ちゃんちゃん。

みなさん、資格取得に使った時間を無駄にしないようにしてください。

資格の取得は役に立つ場合は良いのですが、しっかりとした意識をもってやらないと意味のないものと化します。

そのことに気を付けながら、自分のスキルアップを目指していきましょう。

もちろん、仕事のスキルアップだけが勉強ではなく、それだけが人生ではありませんよ

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