子どもの頃は没頭できた趣味でも、大人になって働き始めると、なかなか趣味に集中できない、あるいは新しく始めた趣味でもなんだか継続しない…
なんてことはないでしょうか。
そこで、今回は働きながらでも趣味を継続するコツについてまとめてみました。
下のような人におすすめの記事となっています。趣味について悩んでいたらぜひ読んでみてください。
・新しく趣味を始めても趣味が続かない人
・趣味を見つけたい人
時間は限られている
大人になって働いていると、自由な時間は意外と少ないことに気づくと思います。
働くというのは大変疲れることで、心身ともにヘトヘトで元気に何かをする時間がなかったり、一人暮らしであれば炊事、掃除、洗濯などの家事をこなさなければいけなかったり……。
生活の中で仕事の時間が多くを占めているだけでなく、他のことにも時間を使う必要があります。
なので、趣味を継続する上で前提となる事実として、趣味に使える時間は限られています。
たくさんの趣味をいっぺんにこなすことは難しいため、取捨選択が求められるのです。
何かに時間を使った分は、何かを諦めなければいけない、ことを念頭に置きましょう。
継続できる趣味の基準
趣味に使える時間は限られている、ということを踏まえてどのような趣味であれば継続できるのか、その基準について述べていきます。
その基準とは、「趣味それ自体」を楽しいと思えるかどうかです。
抽象的な表現なので、もう少しかみ砕いてみましょう。
趣味に興じる動機として、色々なことが考えられると思います。
例えば、ダーツについて考えてみます。
ダーツとは、的に矢を投げて狙ったところに刺していくゲームです。
ダーツには色々な面白みがあります。
狙った場所にダーツを投げて思い通りに刺さったときの快感、自分の腕が上達していく楽しさ、他の人と勝負する楽しさ、みんなでワイワイと遊ぶパーティーのような楽しさ、ダーツを通して広がる人との交流など……。
ここで整理しておきたいのは、ダーツに色々な面白さがあったとして、ダーツ特有の面白さと、ダーツを通しての面白さに分けられることです。
ダーツ特有の面白さとは、狙った場所にダーツを投げて思い通りに刺さったときの快感です。それはダーツを投げてこそ感じることができます。
ダーツを通しての面白さとは、みんなでワイワイと遊べることだったり、ダーツを通して広がる交流などのことです。
これらは、ダーツそのものの楽しさや中毒性に、プラスしてあたえられる付加価値となります。
この付加価値は、別のことでも代用ができるんですね。
みんなでワイワイ遊ぶことや人との交流を求めるのであれば、ほかの遊びでも目的を達成できます。
ダーツを趣味とするならば、その人がダーツに何を求めているのか……。
ダーツを投げることが楽しいならば、その人はダーツを続けることができるでしょう。
ダーツを投げることではなく、それ以外で得られる付加価値のみを求めていたならば、ダーツに限る必要はないでしょう。
ダーツを例に出しましたが、つまり趣味を続けられるための基準として、趣味特有の体験が楽しいのか、趣味を通した別の何かが楽しいのかどうかです。
言い換えれば、自分を着飾ったりアピールしたりするような趣味や、交流のツールとしてだけの趣味は、続けられる基準からはずれるんですね。
・趣味特有の体験に楽しさを見出しているかどうか
・趣味が自分を着飾ったりアピールしたりするだけのツールになっていないか
結論:続かない趣味を無理に続ける必要はない
趣味が続かないとき、実はそれを無理に続ける必要はないです。
趣味が続かないときは、その趣味が自分に合っていなかったのだと思って、すっぱり諦めてかまいません。
趣味そのものが楽しいと思えるなら、忙しくなって途絶えてしまったとしても、いつかそこに戻ってくることができるのはないでしょうか。
あるいは、「また戻ろう」と思えるのではないでしょうか。
時間は限られているのです。
せっかくなら楽しいと思える趣味に興じましょう。