【福祉】生活支援員が20代のうちに身につけておきたいこと【スキルアップ】

今回は学校を卒業して福祉施設で初めて働く方に向けた記事です。

福祉の仕事といっても様々な分野がありますが、その中でも私は知的障害の分野で生活支援員をやっています。

施設にも様々な形態があり、私は生活介護と施設入所支援で働いてきました。

なので一概にどの施設で働く場合も当てはまるわけではありませんが、

自分の経験上「これは身につけておくと役に立つな」ということをまとめてみたいと思います。

私も今だにまだまだなものばかりで日々精進です!

なお、職業倫理とか利用者主体、意思決定支援、ストレングスなどは自ずと学ぶでしょうからここでは省きます。

専門知識

生活支援員に必要なことの1つめは専門知識です。

ありきたりですが、やはり職員の能力として軸になるものです。

支援を行う上で必要な知識は、障害特性、自治体のサービス、支援の技法、法律、制度、医学などなど……。

たくさんありますが、知識があればそれだけ取りうる支援の選択肢が広がります。

実際に現場で経験してこそ、という側面もありますが経験だけでは限界があります。

自分ひとりが経験できる量はたかがしれています。

結局、自分の外からの吸収が必要です。

体力に余裕のある20代のうちにたくさん勉強しましょう!

業務をこなしていると、よくわからない単語を見聞きすることもあるかもしれません。

利用者さんの服用している薬にどんな作用があるのか知らなかったり。

働き始めて1年目に上司から言われたことですが、単語や用語を見て説明できないものがないようにしなさい、と。

プロとしてやる以上、気を付けないといけないなと思います。

体力

さて、体力と書きましたが特に夜勤があるようなら尚更必要です!

夜勤業務は非常にハードで体力的にも精神的にも消耗します。

夜勤を乗り越えられるタフネスを身につけておきたいものです。

それと、私は今30代ですが、20代の頃よりも体力が衰えて疲れやすくなっているのが実感としてあります。

継続して業務をこなしていくためにも、20代のうちから体力をつけておくことをオススメします。

また、仕事が自分の思った通りにうまく進む、ということも少ないかと思います。

むしろ支援は失敗の方が多いかもしれません。

なので、くじけない心というか、そういうものだと開く直るメンタルがあるといいですね。

バンを運転できること

車を運転できると業務でできることが増えるので便利です。

その中でバン、つまりそれなりに大きい車も運転できると良いです。

生活支援員をやっていると、利用者さんと車でどこかへ出かける、なんてことがあります。

普段の外出だったり、旅行だったり……。

なので、バンを運転できるスキルがあると仕事でかなり役に立ちます。

私は30歳過ぎてからバンを運転できるようになりましたが、細い道を通るときなどはかなり緊張します。

若いうちから大きな車の運転に慣れておくといいでしょう。

電話対応力

私のいまだに苦手のことのひとつです。

おそらく、スーツを着てやるような分野の仕事よりも、新人が電話対応する場面は相当に少ないです。

基本的に現場で支援を行うので、他所から電話をとる機会はあまりありません。

ご家族からの電話の対応だったり、こちらから電話をかけることはありますが、それくらいです。

見ず知らずの人の電話対応ではありません。

他所からの電話対応は事務方の人が基本してくれるかと思います。それがご家族からや関係者であれば現場の支援員に電話が回るでしょう。

ただ、事務方の人が不在のときは最初から電話をとる必要もあります。

そんなとき、電話に慣れていないと何を言っているのか聞き取れなかったり、言葉がうまくでてこなかったりします。

あとは、電話の保留とか、他の人に電話を回すときのボタンの押し方とか……。

ささいなことですが、案外テンパってできなかったりします。

現に苦労している人間(私のことです!)がいますので、ぜひとも電話対応には慣れておくことをおすすめします。

考察力 ー疑問に持つ力ー

最後になりましたが、考察力は非常に重要ですね。

その利用者さんの行為にはどのような背景があるのか、何に困っているのか、その要因は何なのか……

業務をこなしていると、色々わからないことが出てきます。

そんなときに、その「なぜ」という疑問点を発見すること、その理由を考えることが求められてきます。

そうして疑問に持ったあと、「ではこのようにやろう」と、支援方法を考えて実行し、その結果がどうであったか…。

うまくいったのか、うまくいかなかったのか、再度考え直してまた違う方法でやってまた考えて…と繰り返していきます。

ということは、そもそも疑問を持たないと始まらないわけですね。

「なぜ」を持つ癖をつけていきましょう!

仕事に慣れてくると、段々と疑問に持つ力は薄れていきます。

なので、就職した最初の頃から意識していく必要があるでしょう。

それは結局のところで自分で学ぶ、勉強する、ということに繋がってくるでしょう。

と、いうことで、今回は20代のうちに身につけておきたいこととして自分なりにいくつか挙げてみました!

生活支援員の方は、一緒にがんばりましょう!

ではでは。

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