最近、薬味の重要さを感じています。
たかが薬味、されど薬味…。
しかし、その薬味が料理の味わいを一気に引き上げるのです。
ということで、今回は薬味について書いてみたいと思います。

ここでは冷奴をもとにして話を展開してみましょう。
一人暮らしの味方、冷奴。
豆腐に醤油をかけて食べればご飯がすすむ、安くて美味しくて満腹感もあるすごい料理です。
醤油をかけるだけでも美味しく食べられますが、ここにちょい足し。
例えばおろしショウガのチューブをひとひねり。
豆腐の上にショウガが加われば、ショウガ独特の鼻をつきぬける清涼な風味が加わります。
あるいは刻んだネギをかけてみる。
これもまたネギの風味が加わって奥行きのある味わいに。
薬味がちょっと加わるだけで、料理の味わいがとても豊かになるんですね。
正直、薬味を加える習慣がなかった頃は、そのちょい足しが面倒くさかったです。
しかし、あるときなぜか醤油だけかけた冷奴に薬味を加えてみることがありました(たぶん外食か何かで食べたんでしょう)。
すると格段と美味しくなるではありませんか!
甘いとかしょっぱいとか、何かわかりやすい味が加わったわけではないのに、香りが付与されただけで全く別ものに!
料理は味覚だけでなく、嗅覚や視覚など様々な感覚から味わうものではありますが、まさに嗅覚による変化でした。
ちょっとしたひと手間を加えるだけで、ある意味無骨な冷奴が彩りのある存在へとなりました。
このように、薬味は小さなものではありますが、料理にあたえる影響は計り知れません。
薬味が食事を彩る。
日頃の食事を彩ることは、結果として生活を豊かにします。
それがささやかなものであっても。
今まで薬味を気にしてこなかった人はぜひ試してみてください。