今回のテーマはタイトル通りです。
そしてタイトルが結論でもあります。
節約をしようと思っている人へ向けた内容となっていますので、読んで節約に対する見方が変わったり、節約するモチベーションに繋がったりしたら幸いです。
節約のイメージについて考えてみましょう。
節約というと、無駄遣いを減らしたり、何かを我慢して生活を切り詰めたり、なんだか苦行のようなイメージがあるのではないでしょうか。
そのイメージは間違いではありません。
正直そういった側面はあります。
私の実感として、少なからず生活上の制約をかける感覚はあり、楽な夢物語を提示するつもりはありません。
それを受け止める必要があると思います。
つまり節約するにはある程度の努力は必要です。
ただし、ホントに修行のように節約しないといけないわけではありません。
ポイントは、自分が達成できそうな範囲で少しずつ節約を目指していくことです。
さきほど、節約のイメージとして無駄遣いを減らすことや何かを我慢することを提示しました。
ところで、無駄遣いを減らすとはどういうことでしょう。
無駄遣いを減らすとは、出ていくお金を減らすこと、言い換えれば支出を減らすことですよね。
でも「支出を減らそう!」ってちょっと窮屈な感じがしませんか。
例えば、5,000円の無駄遣いをやめよう、となったらどう思うでしょう。
私だったら「なんだかやる気がでてこないなあ…」って気持ちになります。
だからこそ、発想の転換をすることが大切です。
節約=支出を減らす、という感覚をいったん隅に置いておきましょう。
5,000円分の支出を減らすということは、その分使えるお金が増えるわけです。
それまで120,000円使えるお金があったとしたら、節約によって125,000円になるのです。
これって実質の収入がアップしたことになりませんか。
収入が200,000円だとしたら、節約によって205,000円に、収入が増えたことになる。
つまり節約するとは、減らすことではありません。増やすことです。
お金が増えるんだ、と考えると節約に対する見方が変わってはこないでしょうか。
昇給したわけでもないのに5,000円もアップする。
これってすごいことですよね。
となれば、「節約やってみよう!」という気にもなれると思います。
まずはこの発想の転換をしてみましょう。
節約に対する意識が変わったら、どのように節約していくかを考えていきましょう。
節約するのは大きく分けて固定費と変動費です。
はじめに固定費について。
固定費は節約の効果が非常に大きいです。
家賃や通信費など、毎月一定の支出がある項目は固定費となりますが、毎月一定の支出があるということは、その部分を減らすことができれば毎月節約ができることになります。
例えば毎月10,000円の通信費があったとして、それが6,000円くらいに減ったとしましょう。
毎月4,000円が自動的にお得となります。
一回削減できれば継続して効果がでるため、固定費を節約することはかなりのメリットとなるでしょう。
家賃(住む場所を変える)、携帯料金(安いプランに変える)、生命保険(保険プランの見直しをする)など、見直せる部分を考えてみましょう。
デメリットとしては、事務的な手続きが時間的にも心理的にも負担になることです。
ようするに面倒くさいんですね!笑
面倒くさいのを踏まえたうえでどうしていくか、です。
次に変動費について。
変動費とはその名のとおり、日々変化が生じやすい支出の項目です。食費や娯楽費などですね。
こちらは普段の努力が必要な領域となってきます。
例えば、外食の回数を減らしてなるべく自炊にするとか、デザートを買う頻度を週3から週1にしてみるとか、自販機でジュースを買うのをやめて水筒に水道水を入れるとか、自分の生活費に制約をかけるんですね。
こちらは日頃から意識しないといけないので、手軽に始められる分、根気強さが必要となります。
自分にルールを課してそれを守る、習慣化するということを考えると、最初のうちはけっこう大変です。
慣れるまでが勝負ですのでまずは小さな節約から頑張ってみましょう。
節約についていったん整理しましょう。
節約する上で大事なことは発想の転換です。
節約とは支出を減らすことではなく、収入がアップすることと考えましょう。
手取りが増えて、自由に使えるお金が増えるのと同じことなのです。
そのためには固定費と変動費をいかに節約していくか、です。
固定費はいったんやれば継続した効果が得られます。
変動費は努力が必要ですが、小さな目標から始めることができます。
ぜひ節約にチャレンジしてみください。