今回はこれから福祉職への転職を考えている方に向けた記事です。
その中でも、私自身は生活支援員をやっていますので、特に福祉職の中でも生活支援員になる方への内容となります。
福祉職に就く人は、福祉系の学校を卒業してそのまま就職というパターンもあれば、
福祉分野からの学校ではなく一般の大学などを卒業して就職という場合もあります。
また、中途採用という形で他の職種から転職して福祉の職場にやってくる人も多いです。
では他職種から生活支援になるって実際やっていけるのか?
そんな不安もあると思います。
しかし大丈夫です。
他職種の経験は生活支援員の強みにつながる可能性が大です。
まず生活支援員について簡単にお話しします。
生活支援員とは、その名の通り支援をする人です。
誰を支援するのかといえば、利用者です(福祉業界ではサービスを利用する方のことをよく利用者と呼びます)。
利用者さんの生活を支援するから生活支援員です。
具体的に支援って何するのか?といわればサービスの種類によって様々です。
ここでは「生活介護」というサービスに絞って話します。
生活介護とは主に昼間に受けられるサービスで、食事や排泄などの介護を受けたり、創作活動や生産活動を行ったりします。
活動の流れとしてはおおむね、
自宅などから事業所に行く→午前の活動(作業や創作、運動など)→昼食・昼休み→午後の活動→帰る
みたいな感じです。
活動内容についてもう少し話すと、
プットインやマッチングのような課題的な作業、部品の組み立てや袋詰め、分解のような軽作業、畑で農作業、外に出て散歩やドライブなど色々あります。
個人的にはこの活動内容をいかに充実させて提供できるか、という点が職員としてのポイントかと思います。
それでは本題に入りましょう。
他職種から生活支援員になったときの強みとは何か。
最初にもいいましたが、他職種での経験です。
どんなところで経験がいかせるのか例を説明します。
まず、生活介護では送迎があります。利用者を送り迎えする業務です。
大きな車を運転し狭い生活道路を通ることも多いので、運転が得意だと非常に役立ちます。
ドライバーや車をよく使う仕事をやっていたら大いに生かせるでしょう。
次に、園芸・農作業です。事業所によってはそういった活動を行っているところもあります。
ただ農作業といっても、土の耕し方、種の植え方、育てる時期、水やりの頻度など……
色々知っておかないといけない点があります。
そんなときに野菜や花のような植物を育てることに長けている人がいると、とても助けになると思います。
いま現在そうした活動をしていなくて新しく始める!なんてときもそのノウハウが役に立つはずです。
工作やDIYに長けていると、それも活かせます。
福祉の現場では、利用者支援の一環で自前で何かをアイテムを作ったり直したりする場面も生じます。
何かを作ることができると役に立つでしょう。
ほかにも創作の知識だったりITの知識だったり……。
はたまたギター演奏ができるとか……。
自分の経験が思わぬところで役に立つ、そんな可能性があるのが福祉の職場です。
利用者の生活を支援するということは、自分の生活で得てきた経験や知識が生かせる(かもしれない)ということです。
様々な経験が強みとなりますが、どのように活かせるのか絞っていうと、
といった部分になるでしょう。
ぜひ自分の経験を強みにしていきましょう!