毎朝の通勤ラッシュ、非常に大変ですよね。
労働力の半分は朝の通勤ラッシュでもっていかれるのではないかと思うほどです。
できれば避けたいものですが、電車で通勤する場合はどうしても向き合わざるを得ません。
ということで、私が通勤ラッシュを経験している中で、自分なりの電車通勤をのりきる攻略法やコツをまとめてみました。
これから電車通勤を初めて経験する方には特におすすめです。
はじめに心構えから述べます。
それは「試行錯誤する」ということです。
自分のおかれた通勤電車環境の中、どの時間帯が比較的すいているのか、人の流れはどのように進むのか、どの場所に行けばよいのか……など、とにかく同じパターンにはまらず試してみることが重要です。
色々と試していくことで自分にとってのベストな電車通勤ポジション、つまりベストポジションが定まってくるでしょう。
「時間帯を一本ずらしてみたら意外とすいていた」、「〇列目の車両は混んでいた」など、乗車パターンを崩してみることで、通勤ラッシュ時の情報を自分なりに得ることができます。
では、何をどのように試せばよいのか。
次からの見出しからは、ベストポジションを構成する4つの小ポジションを提示してきます。
1つめの要素として、ホームのどの位置で電車を待っているか、いわゆるホームのポジション取りです。
待つ位置によって、人の行列ができにくい、できやすいという違いが生じる場合があります。
また、電車の乗り換えのときにも、ホームのポジション取りによって次に乗り換える電車へのアクセスのしやすさが変わります。
電車通勤の攻略は電車に乗り込む前から始まっているのです。
2つめの要素として、何列目の車両に乗るか、という車両ポジションが挙げられます。
車両ポジションはホームポジションとつながっており、ベストな車両ポジション=ベストなホームポジションといってもよいでしょう。
通勤ラッシュの時間帯では、一見どの車両も混雑しているように見えますが、よく観察すると車両によって混み具合が異なる場合があります。
ホームに到着してくる車両を眺めてみましょう。
「おや?この車両はやたら混んでいる中で妙に空いているな……」
という場所が見つかるでしょう。
私の経験上、一番前と一番後方の車両は、真ん中の車両より比較的空いていることが多いです。
電車から降りて階段へ向かって歩いていると、いつも真ん中よりの車両は乗り込む人たちがギュウギュウに詰めて入っている様子をよく見ます。
一番端の車両だと、満員であることに変わりはありませんが、真ん中よりの車両よりは相対的に余裕があります。
3つめの要素が電車の中で立っている位置、すなわちスタンドポジションです。
運よく座ることができたらよいですが、なかなかないことなので立つ想定で考えます。
これに関しては、車内の真ん中に行くか、優先席のある端側に行くかのどちらかだと思います。
なんとなく扉付近でかたまりやすいですが、真ん中の方へ詰めていくほうが意外とスペースに余裕があります。
端の方であれば、四方八方からもみくちゃにされることがなくなるので、精神的な安心感があります。
また、モラルやマナーの兼ね合いもあります。
アナウンスでも耳にしますが、扉付近でかたまると、乗り込めるスペースがあるのにほかの乗客が乗り込みづらくなるので、満員電車のときはやめましょう。素直に真ん中か端に行くのが吉です。
扉付近から遠い場所にいるデメリットとしては、電車から降りるときにかなり降りづらい、という点がありますが、「通ります」、「すいません」などと声をかけながら通れば、周囲の人が多少通り道を作ってくれることが多いです。
4つめはどの時間の電車に乗るか、つまりタイムポジションです(わざわざポジションと付ける必要もないのですが、ほかの要素とそろえるため付けました)。
通勤ラッシュの時間帯、どの時間の電車に乗ろうがあまり混み具合は変わらないと思われるかもしれませんが、微妙に混み具合が異なる場合もあります。
そして、タイムポジションがもっとも効力を発揮するのは乗り換えのときでしょう。
例えば、A駅からB駅に行きB駅で乗り換えるとします。
A駅を7:00に出発したら、B駅での乗り換えるまでに1分くらいの待ち時間がありました。
次に、A駅を6:45に出発したら、B駅での待ち時間は10分くらいありました。
このとき、待ち時間が長い、つまりホームで先頭に立って待ちやすいということにつながります。
先頭で待つことにより、電車内の奥や端に詰めやすくなります。
車両がB駅発のものだとしたら、座ることも夢ではありません。
また、並んでいる列の後方にいればいるほど、先客たちが乗り込んだギュウギュウ詰め状態の車両に入っていかねばなりません。
押し込んで乗り込む自信がないときは、あえて待つ時間を設けるのもひとつの手です。
私は押し込んで乗り込む度胸がないため、あえて早めに出発してホームで待つ手法をとっています。
最後に補足として、できれば電車内で守ったほうが良いんではないかなと思うことについて挙げます。
それは「自分の世界に浸りすぎない」ことです。
具体的にはスマホや読書に集中しすぎないように、ということです。
スマホに目を向けすぎて周囲の状況に目を向けないとき、自分の後方が詰まる、という事態になる可能性があります。
自分にとってのマイベストポジションから頑なに動かないのではなく、柔軟にポジションを変化させましょう。
以上が私なりの電車通勤の攻略法です。
まとめると、
この4点をいかに試行錯誤していくかが重要であるかと思います。
電車通勤の苦痛を少しでも軽減させて、日々を乗り越えていきましょう。