通勤ラッシュは心のバロメーター

今回は日々の仕事でストレスを抱えるみなさんに向けた内容の記事となっています。電車通勤の場合は特におすすめです。

私たちが生活を食いつないでいくためには働かないといけません。しかし、忙しく働いていると、常にベストコンディションというわけにはいきません。時には精神的に疲弊しているときもあるでしょう。むしろそんな状態であることのほうが多いかもしれません。

自分が今どのような状態にあるのか、を知ることは仕事のパフォーマンスに直結します。どれくらい元気なのか、あるいはどれくらい疲れているのか……。

この記事を読むことで、自分がどのくらい疲れているのか、を見つめることができるようになるでしょう。

朝の通勤ラッシュでどう感じる?

自分の疲労具合や精神状態を見つめる方法として、朝の通勤ラッシュを考えてみましょう。

朝の通勤ラッシュには、言わずもがなストレス要素が数多くあります。重複するものもあるかもしれませんが思いつく限り列挙してみました。↓

・眠い

・慢性的な疲れ

・人混み

・雑音

・窮屈な電車スペース

・他者をかき分けて歩く不自由さ

・すれ違う人とちょっと擦れるくらいの接触

・人が多くてなかなか前に進まない

・電車を待っている時間

・電車に降りるときに周囲をかき分けながら出る

・電車の中にどんどん人が乗ってきて詰まってくる

・電車内でギュウギュウ詰めになって人に押される

・改札や階段で詰まる

・電車で座ることができても隣の人の肩が接触する

細かく分解してみるとけっこうな数のストレス要素がありますね。ここでひとつみなさんに問いかけてみます。こうしたひとつひとつの出来事に対して、その日はどれくらいイライラしているでしょうか?

ポイントは、その日その日ごとの、ストレス要素に対する感度の違いを自己分析することです。

朝の通勤ラッシュで自分の疲労具合や精神状態を見つめるとは、つまり周りに対してどれくらい自分がイライラしているのか、気持ちに余裕があるのかどうかを測ることです。

方法としてはとてもシンプルです。何か特別な訓練を必要とするわけではありません。しかし、実際に仕事を始まる前に、「ああ、自分は今イライラしやすくなっているな」と客観的に知ることができます。

疲れていると、普段は気にしないでいられることでも気が短くなって腹が立ちやすくなります。

自身のコンディションを分析することで、その日の仕事で何を気を付ければよいのか、どのようなミスが起こりうるのか事前になんとなく予感することができるでしょう。

では、実際にどのように感じうるのか、どのように活用できるのか、私自身の例を通してみてみましょう。

通勤ラッシュでイライラしている、とある日の私

私も働いていると、いつも一定の体力や精神状態を維持しているわけではないので、色々な業務が重なり、あれもこれも同時に片づけなければいけない状況になったりして、疲労がたまることもあります。

私は電車通勤で職場に通っているのですが、そんな状態で通勤すると、普段は平気なちょっとしたことでもなんかイラっとしてしまうんですね。

例えば、電車に乗って出入り口付近で人が詰まっているけど電車の真ん中の方はスペースが空いているとき、自分の気持ちに余裕がないと、「そこもっと詰められるだろう」とか思ってしまうわけです。

あるいは、駅構内を歩いていると、人がたくさんいるので自分のペースでは歩けません。疲れていると、そんなときに「もっと早く前に進まないかなあ」とか気が短くなります。

こんなときに、ふと自分が感じていることを見つめ直してみます。

「今日の自分はいつもよりイライラしている」と。

いつもよりイライラしている自分がいる、ということを自覚するのです。

イライラしやすかったり、気が短くなっていると、いつもよりもアクシデントへの対応が上手くできないかもしれない、あるいは周りに対して雑に接するかもしれない、ケアレスミスが発生するかもしれない、など色々と労働のパフォーマンスに影響する可能性があります。

自分の状態を自覚することで、そうした可能性に対して備えたり、気を付けたりすることができます。あるいは、しっかりと休まなければいけないというサインを受け取ることができます。

通勤ラッシュは避けるに越したことはないけど

最後にまとめです。

通勤ラッシュは良いものではありませんが、あえて利用することで自分自身の心のバロメーターを計ることができます。

色々なイライラする事柄に対して、自分が実際にどれくらいイライラしているのか。それを知ることで自分がすべきこと、自分自身に対して癒しを与える必要があることもわかってくるでしょう。

疲れたらとにかく寝る、楽しいことをするのが一番です。それらが本当にできなくなる前に、です。

まあ、通勤ラッシュのない通勤をするのが一番ですけどね!

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